ふたりぼっち

WE ARE YOUNG.

熱があるみたい


大森靖子さんと最果タヒさんの本、「かけがえのないマグマ」を渋谷の本屋で2時間立ち読みした。(ほんとごめんなさい)
手元に置いて何度も読み返せる方が覚えていられるし応援にもなるのはわかってたけど、こんなに眩しいものを持っていたらなんだかずっとそれにすがって負けてしまいそうだったから、とか後付けの言い訳をつけて買うのはやめてしまった。ほんとは今お金がないというしょうもない理由がでかいけど。

でも2時間、ほとんど目をそらさずにかじりつくように読んで、邪魔だろうなとは思いながら人が来たら移動して戻ってを繰り返して手汗をかきながらずっと読んだ。(本屋さんごめんなさい)
大森さんや最果さんや本屋さんや他のお客さんへの申し訳なさもあったから小説のところだけ、なるべく速いスピードで読んだ。読み飛ばしてしまっていても読み返さなかった。一度だけで焼き付けようと決めて。

「いっこも奇跡が起きなかった奇跡のおはなし」
と大森さんは言っていたけどその人生に圧倒されたしずっとむき出しで生きてきたんだなあというのを知って、私も歌をうたっているのもあってその熱量を前にして人と比べる悪いくせが出てしまって苦しくもなった、けれど大森さんはたぶん生きている奇跡をちゃんと奇跡として見つけて見つめられる人なんだなと思って
なら私の毎日だって奇跡がたっっくさん生きてるんだと思えて、人と比べて違うからってないがしろにしていいものじゃないんだと思えた。そりゃそうだ。
つまらないものでも、普通のものでもない。当たり前にあるものでもない。
いつ終わるかわからない予測ができない命と毎日で、それを大好きなあの子も嫌いなあの人も知らない誰かも過ごしている。すご。なんだそれ、すご。


2012年、4年前に書いた文章をふと思い出したから載せてみる。

「生きてるってすごく変だなって
なんとなく思った

人が隣にいても
その人は他人でしかなくて
それ以上でもそれ以下でもなくて
特別になんかそう簡単にならなくて
だから電車の中で隣に座っててもなんにも感じない

でも大好きな人が隣にいたら
それだけで幸せで嬉しくて楽しくて

その違いが不思議だなあと思う
今隣に座ってる名前も素性も知らない人も
大好きな人のひとりになりうるのに
もしくは誰かにとっての大好きな人なのに
それを見逃すのが当たり前なんだよね
ただの風景なんだよね

不思議だなあ
そこらじゅうに転がってるのになあー」


4年前こんなこと考えてたのか私。
塾の帰りに電車に揺られながら携帯ポチポチやってたような記憶がある。
この頃とはまたずいぶん違う人になったけれどそうだな、たしかに生きてるって変だよ、最高に変で楽しいよ。


本を読み終わって、早足で外に出たら
祝日の渋谷は人で溢れかえっていて、いつもは全部ただの風景で東京出身のくせに居場所がない感じがして心の中で見下しながら歩いてしまったりするのだけど
その時はすれ違う顔をひとつひとつ見てその色んな表情に感動と愛しさすら覚えた。
こんな違う毎日を過ごす人が肘やら肩やらかすりながらすれ違ってるのすごくないか。
その中で私は好きな人に会いに行ったりしている、こんなに人がたくさんいる中でその人を好きだと思って選んで目指して会いに行く、自分の命の時間やお金を消費して。そしてそれを誰かが私に対してもしてくれている。
やばくないか、それ。

だから好きな人に会えるってこともライブに来てもらえることも本当にすごいことなんだよね本当は。そのことにいつも気づいていたいしちゃんと向き合っていたいと思う。

考えすぎとか影響受けすぎだなとも思うけど、それくらいで生きていたい鈍りたくない
そしてきっとまた忘れてしまうときも来るのだけど
なるべく、思い出していたいな

大森さんの「生きている君に歌いたい」っていう熱がとても好き。顔を見ながら歌いたい、歌おうと思ったのもそれが大きくて
そうやって伝えたいと思った、日常に心に住みつきたいから。
綺麗に書き過ぎですかね。理想論すぎますかね。でもほんとにしたい、ちゃんと。

そんな気持ちで歌うので、聴きに会いに来てくれたら本当にうれしいです。



次のライブは、シモキタ2days!

【1日目】
2月16日(火)下北沢モナレコード
OPEN 18:30  START 19:00
チケット前売り 2000円/ 当日 2300円(ドリンク代別)
出演: 速水仁志/ 西銘もえ/ 白石美月/ 小野久美子

はじまりの場所で再び歌います。
にしめは19:45頃から!

【2日目】
2月17日(水)下北沢ラグーナ
OPEN 18:10  START 18:40
チケット前売り 1500円/ 当日 1800円(ドリンク代別)
出演: ピアノコシュガー/ 西銘もえ/ ゴーゴナイト/ 多鹿桃子/ 吉川亮毅

2日目ははじめましての場所で。
にしめは19:15頃から歌います。

2日間、それぞれ違うステージをしたいなと思っています。
心臓がきゅってなるけど歌えるのは楽しみですとても!

ご予約いつでもお待ちしています*(^o^)/*

メール marimekko33@icloud.com


「かけがえのないマグマ」はもう少しお金持ちになって、自分は自分で生きれてるって自信を持てた時に買いに行きたいな。
勝手に力を借りてしまってずるくてごめんなさい申し訳ない、でもこれでがんばれる。
皆さんは是非お買い求めになってお家の宝物にしてください。

熱がある人は、遠くから見るとたぶんどこかがちょっとだけおかしくて気持ち悪い。
だから不安にもなるけれど、会って目を合わせたらきっととても愛しい人だ。
綺麗事を本当のことにしていきたいです。

本の表紙の写真、実はすごいいいなと思ってこの画像だけカメラロールにずっととっておいてたから
表紙になってるのを見た時とても嬉しかった。

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君が笑うなら


あなたがいなくても、私がいなくてもの世界だ本当は残酷なくらい
それでもあなたがいなくなったら、私がいなくなったら
その先が考えられない物語が欲しくて憧れて
美しいのに現実じゃない、本当なのに本気なのにそれは現実じゃない
魔法はいつか解けるしいつも解けている
信じられる目が欲しいのに

本物と認められなかったら
同じように生きることができなかったら
偽物だと言われてふわふわ浮いてるしかないのか
生きてるのに?そこにいるのに?

君が笑うならそれが希望だ



ずぶずぶ潜りながら息を止めています
底までたどり着いたら心臓まで止まってしまう前にそろそろ光が見えるところまで上がろうかな
私には上がって息をする理由がある、私の世界はそっちの方だ



14歳の夜更かし



14歳くらいの時に大好きになって大切に大切にしていた本
私も変わってしまったなあなんて思ってから、読み返したいと思いながらどこかにしまったままにしていたのだけど
今日久しぶりに開いて読んでみたら
感じ方や思うことはきっと変わった、読みながら今の自分を突きつけられてるようにも感じて変なとこで視界がぐらぐらもした、
でもやっぱり変わらずいてくれたんだと再確認できて勝手に安心した。

色んな自分や他人を知って、好きなものも嫌いなものも見え方も考え方もしゃべり方も変わったけど
あの時、はじめて読んだ時、自分や人との向き合い方もろくにわかっていない時だった、
最後の方のページをたまらなくなってぶわぶわと泣きながら読んだことやそのときの感覚はずっと焼き付いていて
綺麗に美化しすぎてるのかもしれないけど時々それを思い出しては確認してる。

忘れたようで忘れることはないんだろうと思う
でもこのタイミングで読み返したことがなんだか不思議で

そして今はまた14歳頃に大好きだった、信じてやまなかった音楽を
当時と同じように全曲シャッフルにして聴いている、久しぶりにちゃんと。
狂ったように聴きすぎてたから今でもすぐ口ずさめる
本当に好きだったから、だんだん聴かなくなっていきそうだったときはひどく不安だった
魔法はもう解けてるんだけど、それでも自分が思い詰めてるときとかもうだめだってなってるとき
大事なときに少しだけ顔を出して、青臭えなとは思いつつも力をもらえてるからやっぱりすごいなと思う

こんなの一言でまとめてしまえばただの青春だし中二病なのだけど
欲深いのに変なとこ淡白なせいで、人より根っこがないなと思う自分には
この時期出会ったものや人や言葉の影響が大きいんだと思ったしだからある意味馬鹿みたいにすがってるんだなーーーーー

なんだろう7年越しのことがいろいろ起こっている不思議
やっぱり大切だなほんとに



という今回はとても個人的な話でした。いつも個人的か!
種明かしするとぼくのメジャースプーンという本とBUMP OF CHICKENというバンドの音楽の話でした。

前に「人は15歳までに出会ったものの周りをぐるぐるしながら、それに対するリアクションで残りの人生を送る」みたいなことを箭内道彦さんかな、山本山本佳宏さんかなが言っていてそれなのかしらと思ったりしている深夜です
もう寝ます、眠いあしたてすとむり……

ふたりぼっち


ブログ名と同じタイトルだとなんだか最後みたいですがそんなことはなく。

実は私「ふたりぼっち」というミニミニアルバムを作りまして。
1月初めのライブからライブ会場にて販売しておりますのです、実は。

ブログ名とお揃いにしてしまいました。
あまりにもふたりぼっちがいいいい!という思いが強すぎて
新しいはじまり、ということもあり、勢いに任せてごりごりっと作りました。

ずっとやってみたかった、完全手作りのCD。
歌詞カードもジャケットも手書きで、使う紙も好きな手触りと色を選び、
切って折ってホッチキスでがちゃこんがちゃこんしました。
録音は音楽室みたいな部屋をお持ちの知り合いの方に協力していただきました。
完成度的にはまだまだなのですが、これが今の私の状態というか位置というか。
ここからです、という気持ちもこめて、知ってほしいなと。

前にデモCDを作った時は歌詞カードも何もつけられなくて真っ白だったから、こうしてできてよかったなあ。
少しだけ色がつきました。

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1.コーヒー
2.しゃぼん
3.ふたり

3曲入り、500円です。

大切な人と出会ってさよならして自分を思い知ってもっと大切になって
ふたりでいることの意味を噛みしめた
ここ1年くらいの自分を切り取った曲たちです。
こういう思いをいつも持って歌おうという覚悟というか
ささやかなはじまり宣言というか。

なんだかねぇ、やっぱり大切な人とふたりきりで濃い時間を過ごしていくのってほんと大事だわと実感する毎日でありがたいことこの上ない。
ひりひりどきどき会えることの奇跡ってほんとはいつでもキラキラしてるんだからちゃんと気づいて見ておかないと。


そしてそして
下北沢モナレコードさんにもこのCDを置いていただいております。

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こんな感じでポップも手書きしまして2階のカフェスペースにおいて頂いてます☕️
そちらへお茶しにふらっと寄ってついでに買うこともできるし、
ライブとか下北沢はなかなか行かないのだよなあ…という方は
なななんとモナレコードのHPから通販で買えてしまいます!
便利な世の中ですね!
よければポチッとしてみてください。

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こういうところに自分の名前があるのが不思議嬉しい。
コメントも書いていただきまして、ああそうか私って女々しいのか…

聴きやすいからってついつい耳を傾けてたら、気づいたらどろっどろの重たい思いを流し込まれてた!!
みたいな状態にしてみたいと思ってます聴いている方を。

ライブでお会いしたい歌いたいです
その日が来るのを楽しみに。
今日もこれから歌ってきます、鍛錬!


2月のライブ


素直にわかりやすいタイトルにしました。
2月やるライブの詳細です!

最初にゴリラな女の子がお送りしますとか
ライブ情報載せますとか言ってたのに
全然そんな感じじゃない!!!
というかゴリラな女の子ってどうやればいいかな…自分で言っといて迷子…

ブログだけじゃなくてHPの役割も果たさせようと思っているのにだめじゃないのよもう!
ということで
今のところのライブ情報です、また変わっていきますが今のところで。


2月のライブは

2月9日(火)、にくの日🍖
新代田Crossingにて
『Message of MusicLife vol.9』
開場 18:30 / 開演 19:00
チケット:前売2000円 / 当日2500円
                (ドリンク代別)
出演: MICO, 昌美, 太田ひな, 西銘もえ, 
加藤洸生

私は20:10から歌います!

2月16日(火)、何の日か思いついてない日🐛
あ、バレンタインの2日後ですね!
下北沢モナレコードにて。
開場 18:30 / 開演 19:00
チケット: 前売2000円 / 当日2300円
                (ドリンク代別)
出演: 西銘もえ,  小野久美子, 白石美月, 速水仁志

私の出番は19:45から!

2月17日(水)、ニーナの日🐈
下北沢ラグーナにて。
「Paddle out」
開場 18:10 / 開演 18:40
チケット: 前売1500円 / 当日1800円
               (ドリンク代別)
出演: 西銘もえ / ピアノコシュガー / ゴーゴナイト / 多鹿桃子 / 吉川亮毅

私は19:15頃から歌います。

「パドルアウト」ってどういう意味だっけと思ってグーグル先生に聞いてみたら
サーフィン用語なんですね。

“沖のピークに向けてパドルで波を超えて出て行くこと”

あああ比喩表現大好き人間からするとたまらないこの感じ、ときめきが止まらない。
パドルアウト………(噛みしめている)

希望に満ち満ちていますね。
でもちゃんと波に乗れるかどうかは全くもってわからない段階だってところがまたいいですね。ぐっとくる。
漕ぎ出して、波のピークに向かって、そこだけ見ている目の感じ。くーっ

なんだか、こういうことがあると
やっぱり一回一回の歌う時間、聴いてもらう時間を大切にしようと、当たり前のことを改めて思います。
ありがたいことに歌う機会が続いて増えても、悪い意味では慣れたくない。
そのときしか会えないこと、次絶対歌えるかどうかなんてわからないことを覚えていたい、なー

いろいろ考えてしまって見えなくなりそうになるけれど、一番根っこのところは忘れずいたい、よー

面白いかもと思ったことを一緒に面白がれたらいいなと思っているので、よければおいでくださいな〜


メールはこちら
marimekko33@icloud.com

チケットお取り置きします、ご連絡ください*\(^o^)/*


背中の向こうの景色が見たい


昨日は新代田Crossingで歌いました。
来てくださった方、聴いてくださった方、行こうか迷ってくださった方(いるのかな)、遠くから見ていてくださった方(いると信じてる)
ありがとうございました。


昨日歌うのを見てくれた人が、私の歌に対して真っ白だけど真っ黒だよねと
自分とは全然違うけど、違うのに共鳴するところがあるんだよねと言ってくれて
私はその言葉を聞けただけで歌っててよかった伝わってたと思えて嬉しかった

いや何が伝わったって
私の意図したことが、伝えようとしたことが全部その通りに伝わることなんて難しいことだし幻想だと言われればそれまでなのだけど
それにそうじゃない伝わり方もあって当然だし、何かしらを思ってくれること自体そもそも嬉しくてありがたいのだけど
でもそういうことなの、そういう感じ方をしてくれてるのは本当にうれしい

どう感じるかは強制できないしするものじゃないけど
自分の伝えたい言葉の意味や意図はなるべく思った通りに伝わってほしい
そこからどう思うかはおまかせです


同じように人に歌を歌っている人を間近で見れたり、話をしたりできるのも新鮮で
ライブすると出会ったりその時の自分が浮き彫りになったり好きとか嫌いを見つけたりできてあたらしい。
それが面白いんだなあと思えるようになってきた、毎日何もないような日にもそれは起こっているのだけど歌をうたうときになると余計そう感じやすくなる気がする。

恐ろしい程どす黒い欲望をしゃぼん玉に歌声に吹きこむから、知らぬ間に共鳴していてほしいです
背中ばかりみるのはやめたい、私の背中を見ていてほしいなあ

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ぐるぐるぐるぐる


5日は念願のモナレコードでライブでした、歌うのは楽しい、もっと考えることもやることもやりたいこともあってうああああってなってスパイラルはじまるけど
楽しいことはもう揺らがないなこれはと再確認できました。

ひとりひとりの顔を見ながら勝手に心に住みついた気になって、どうか届いてほしい気づいてほしいって歌って
目が合って届いたかもって思えた時の嬉しさと
んもおおおおおこれだからわたしはああああああだめなのよおおお
が順番にぐるぐるしています。

体の距離は心の距離だって思ってるけど、それを一瞬飛び越せるのが私にとっては歌だと思ってるから
ぴょーんって飛んで住みつけるようになりたいです心の部屋に。

ということを考えておりました。
ブログだと好き勝手に書いてしまうな。
バランス感覚がだんだん狂っていってる気がするけどそれももう心地いいな
愛しいがないくだらなさは置いていこう

来てくれた方、見てくれた方、話してくれた方、本当にありがとうございました。
ぐるぐるするけど、総じて嬉しかったのです私は。


次のライブは来週!近い!
1月12日、これまた火曜日です。
下北沢に近い新代田にて。
この日は「ひっひっふーの日」にすることにしました。出産!!👶

いろんな気持ちの子供たちを産みに歌いに行きます。
私が産んだものやあなたの中で産まれたものを持って帰って育ててもらえたらなーって思っています、そうなったらいいな〜

R presents
『Message of MusicLife vol.6』
1/12(火)新代田Crossing
OPEN18:30/START19:00
チケット: 前売¥2000 / 当日¥2500(ドリンク代別)
出演: 小川はる / 太田ひな / 加藤洸生 / 永山夏希 / 西銘もえ

私の出番は19:35〜です。
チケット予約もできますよ〜

イベントのHPでも、

私に直接メッセージでも!
メール→marimekko33@icloud.com

会えたら嬉しいなあ。

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