ふたりぼっち

WE ARE YOUNG.

夏の真ん中、春は青く 【初MV公開】

 
こんばんは、今日はどんな夜を過ごしているでしょうか。
近ごろ夜の住民と化している西銘から、言いたいことがあります。
先週の木曜日ですね、ついに、ついに…
 

あなたの部屋の歌うたい、西銘もえ、
初!はじめての!
ミュージックビデオを公開いたしました!


今年の春の終わりに生まれた、
「春は青く」
という、私を前に進めてくれた大切な曲のミュージックビデオです。

 


西銘もえ 「春は青く」 MV



曲のイメージを伝えたくて作ったのはもちろんなのですが、
今回は「西銘もえを知ってもらいたい」という目的もありまして。

聴いてくれる人の部屋の隅で、心だけはすぐそばで歌いたい、そしてそこに住みつきたいという思いで、活動を始めたときに自分自身につけた
「あなたの部屋の歌うたい」というキャッチコピーに沿ってやってみる、というコンセプトで作りました。
なのでいろんな部屋の隅っこで歌っている西銘が見られます。
いつかは本当に、あなたの部屋で歌いたいという思いも込めて。

この映像が名刺代わりになればいいな、と思っています。


夏の真っ直中に春のつく曲を発表するなんてなんとも季節はずれですが、
この「春は青く」は人が生きている中にある春の歌なので、どの季節でも対応可能なのです。



ちなみにですね、
この曲を表題曲にした、第2弾ミニミニアルバム「春は青く」も現在発売中です!

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「春は青く」

1.空間
2.でこぼこ
3.春は青く

3曲入り、500円。ワンコイン。
 
原点、変化、今、という
今までの西銘もえを詰め込んだ1枚になっています。
ぜひ、ぜひ聴いて欲しい。
ジャケットも歌詞カードもこだわって作ったので
手で持って、紙をめくって、読んで、そして自分の部屋のどこかに置いておいてほしいです。

ライブ会場と下北沢モナレコードの通販で販売中!

モナレコード通販→http://www.mona-records.com/shop/item/post_443.php




撮影のときの事や関わってくれた方々のおはなしを少し。


今回このミュージックビデオを制作して頂いたのは
映像制作 独楽(http://eizouseisakukoma.com/)の高地寛さん。


不思議な再会がきっかけで撮影して頂けることになり、
求めていれば出会うようにできているのかしらと思えました感謝…
私のイメージや考えや好みにも配慮いただいて、
一緒にんーんー言いながら考えて、丁寧に作り上げてくださいました。
カメラを通すと私も部屋も街もこんな風に魔法にかかるんだな…
 

夏の初めの猛暑の中、汗だくで歩き回って
台風並みの嵐の中、濡れながら撮影して
いつも私のポンコツさで迷惑をかけて
それでも優しく見守ってもらいながらいろんな事を教わりました。
 
撮られるというのがなかなかに新鮮で毎回自分と向き合うような感覚があって
気付けば歌う自分を見つめ直す時間にもなっていました。

特に映像の編集に立ち会わせてもらったときは
想像していた以上に細かい作業で、これは大変どころではないぞと。
それでもその中でこだわっていいものにしようとくれているところを見れたのが嬉しかった…
こんなに近くでちゃんと関わりながら映像を撮ってもらえるって実はなかなかないんじゃないかなと思います。

私が普段何気なく見ているものの中に
誰かがものすごく気持ちをこめたものが転がってるんだなとこの編集の時にすごく思って
本当はそこら中にあるであろうそういう気持ちに気づけるようになりたいと思ったし、
自分もそういう気持ちを毎日の中に転がしていきたいと思いました。
気づかせずに魅せる事も大事なのだろうけど。



そして、メインの舞台である「部屋」を
突飛なお願いであるにもかかわらず快く貸してくださった方々。
ご協力頂き本当にありがとうございました…。
私の周りは優しい人が多すぎです本当にありがとう…。

なるべくその人のリアルな生活感を出したくてこだわったり、
普段その人がいるであろう場所を見つめながら歌ったりして楽しかったな…
部屋でものすごく近い距離で歌うのはやっぱりいいなと改めて。


それから、最後に重要な役回りである
「すれ違った彼女」をやってくれた、那須凛。なすりん。同級生。
劇団青年座で活躍している、うつくしい素敵な女優さんです。

天気に振り回されて撮影日が定まらず、直前のお願いになってしまった上に
ものすごい嵐の中演技してもらいました、ありがたい…。
つくしい横顔をお見逃しなきよう。



使い古された言葉だとは思うのですが
ほんっっっっとにひとりじゃできないですね。
どれだけの人に協力してもらったか…
ありがとうでは足りないとはこういうことか、ありがとう。

これが他でもない自分のわがままから始まっているというのですから
不思議というか、
自分が真ん中にいるということの覚悟と責任と
そこに手を差し伸べてくれる人がいるありがたさと一緒に何かをできる楽しさと。


7月に地元でソロライブをしたときも強く思いましたが
ちゃんと返していきたいな、とつくづく思いました。
今回のミュージックビデオもそのプレゼントのひとつになればと思います。
 
大丈夫かな私はと思う日もまだまだありますが
毎日誰かと話したり考え込んだり楽しかったり落ち込んだりいろんな気持ちになれるのが嬉しいと素直に思えるようになりました。
生きているのが、歌っていられるのが楽しいって心から言えるようになったのです。
このあまり更新しないブログを最初から読み返すとその変化が少し見られるかも。笑

MVもCDも、たくさん聴いて、見てくださると(私が)喜びに溢れますのでぜひ。
 
これからも言葉に音に心をのせて歌います、
どうかあなたの部屋で会えますように。